2013年7月5日金曜日

20時間の停電に耐える

 いや~~、文明というのはありがたい。と、ヒシヒシと感じた1日であった。6月6日の過去記事で、アパートの配電盤から異臭騒ぎがあったことは既に投稿した。

 昨夜の午前1時30分ころ、目が覚めた。年のせいではない。単にビールの飲み過ぎだ。

 その時、気づいた。家の中が真っ暗だ。いつもはトイレに発光ダイオードタイプの常夜灯を灯しているが、点灯していない。スイッチはONのままだ。

 そう言えば、寝るころ、配電盤でTENAGAの職員と思われるものが、作業していた。就寝するまでは、停電ではなかったが、その後、何らかの操作をしたのだろう。

 今朝起きても、停電のまま・・・・・。管理会社のチーフにSMSすると「○棟は電気に問題がある。TENAGAにはすでに報告している。今日、可能な限り早く修理すると言っている」との返答だ。

 「as soon as possible」は、マレーシアでは、その場限りの言い訳だ。

 案の定、TENAGAの職員が来たのは午後4時・・・・・。SMSしてから実に7時間後だ!どうやら配電盤を交換するようだ。



 冷蔵庫は開けられない。シャワーにも入れない。洗濯もできない。掃除もできない。パソコンもできない。仕方ないので朝昼晩の食事は外食にした。

 配電盤の交換が完了したのは午後9時だった・・・・・・。作業時間5時間だが、その半分は窓から覗いて見ていた。(暇な奴だな~と自分でも思う)

 面白かったのは、交換が完了して通電する際に、作業に参加した職員がセレモニーのようにスイッチONを分担したことだ。

 まるで、テープカットを数人で行うようなオープニングセレモニーだ。

 通電を今か今かと待ちわびている住人にとっては、アホか?と思いたくなるが、作業の半分を目撃した私にとっては、彼らの気持ちは十分すぎるほど分かるな~~。