2014年3月30日日曜日

こぶ牛よ。もう少しで雨期だ

 昨夜の10時ころ、パタパタパタと外から雨音が聞こえてきた。おお~待望の雨だ!

 雨音は次第に大きくなって、約40分間降り続けた。室内気温は一気に32℃代から29℃代急降下。

 すずぢぃ~~・・・・しあわぜ~~~・・・・。

 だが、スコールと言うほど激しくはない。雷が1発鳴ったが、これもそれっきり。

 毎年4月は、判で押したように日没ころにスコールが降るが、今年はどうなることか?

 我がアパート前の野原には、いつも数頭のこぶ牛(ゼブー種)が草を食んでいる。このこぶ牛は、暑さや害虫に強いことから、南アジアや東南アジアなど熱帯地方で飼育されている。


 グヌンラヤの登山道脇にも十数頭のこぶ牛が放牧されているが、いつも水はどうしているの?と、不思議に思っていた。

 我がアパート前にも水場はない。定期的に飼い主が水を与えているものとばかり思っていたが、一昨日、散歩帰りにバケツを覗くとカラカラ。

 牛君の目が「喉が渇いた」と訴えている・・・・・。

 仕方がないので我が家でバケツに水を汲んで、ヨイショヨイショと運んで与えてやったが、バケツ1杯では全然足りないらしい。

 もう一度戻って、バケツに汲んで運んでいくと、待ちきれないのか?私を追いかけてくる。牛って頭いいのね。

 水を与えたがそれでも足りないらしい。私も散歩が終わって脱水症状気味だ。牛君の気持ちが分かるが、これ以上は無理。

昨日の夕日

 そして昨日、我が家から牛君の様子を見ると、倒れたバケツを鼻で引き起こして、バケツに頭を突っ込んでいる。

 よっぽど、喉が渇いているのだろう。見てられない・・・・。

 我が家からホースを階下に引いて、バケツ3杯分の水をマイビーのトランクに積んで与えてやった。

 少しは満足したようだ。それにしても肉になる運命といえども、これでは可哀想だ。飼い主君。あんたも一日中水なしで、この酷暑の中で野原に立ってみたらどうだ。少しは、牛君の気持ちが分かるだろう。

 ところで、このこぶ牛の瘤は筋肉と脂肪でできているらしい。ラクダは瘤に脂肪を蓄えて、その脂肪がエネルギーになり体を暑さから守っている。

 こぶ牛の瘤もラクダのような機能があるのだろうか?暑さに強いというので、そのような機能があるのかも知れない。

 その瘤だが、食うとうまいとのこだ。一度食べてみたいな~・・・・。