北海道に帰ろうか?の続き。
もう読者の方は、察しがついていると思うけど、「完全撤退」のその日は、近い。
近いと言っても、早く帰国したい私たちにとっては、待ち遠しくて、待ち遠しくて、永遠の長さに思える。
なので、「まだ先のこと」と言う表現で、書いていた。
実は、撤退のその日は、来年の4月を予定している。
猫の狂犬病予防接種は、既に2回目が終わって、現在、日本の「一般財団法人生物科学安全研究所」に抗体検査のため血液を送付している。
あとは、結果待ちで、規定値以上の抗体が検出されれば、残るは輸出許可証と健康証明書を取得するだけだ。
これは、エージェントに代行してもらうこととなっているので、猫の輸入に関する手続きついては、ほぼ終わったようなものだ。
ところで、血液採取は、大変だった。
猫の数が多いので、3日間病院に通った。
本当は、2日間を予定していたが、2日目の夜、細君と「無事終わってよかったね」などとホッとした心持ちでいると、ドクターからSMS着信・・・・。
「ピー」「ミー」「ダン」「カギ」の4匹の血清がピンク色に濁ってしまったので、再度、採取したい。とのこと・・・・。
え~~!!
血液採取は、喉付近の毛を剃って、太い注射針を静脈に刺して採取する。
順調に採取できれば、5分前後で終わるが、血液の出が悪いときは20分ほどかかる。
その間、猫はギャアギャア鳴きっぱなし・・・・。
声を聞いているだけで、心配になってくる。
あれを、再度・・・・。
仕方ない・・・・。
で、2回目の採取が終わって、夜、ドクターからのSMSを待っていたが着信なし。
と言うことは、無事、採取できた。と言うことだ。
えがった~~~。
翌日は、別な件で動物病院を訪問。
用事が終わって帰ろうとすると、ドクターが「ちょっと待っていてください」とのこと・・・・。
嫌な予感・・・。
ドクターが冷蔵庫からこれを出してきた。
2回目も、この様に濁ってしまった・・・・。
もし、3回目を採血しても同じことになるかもしれない?
どうしよう・・・・・・。
ちなみに研究所で必要な血液の成分は血清で、こんなに濁ってしまっては、検査できるのか?できないのか?
送付した後で、検査できないので、もう一度送るとなると送料も馬鹿にならない。
ここは、直接研究所に確認したほうがいい。
お昼休みだったが、名前を告げると覚えていてくれた。
検査料に19万円以上支払う個人は、滅多にいないのだろう。
事情を説明すると、あっさり「大丈夫ですよ」とのこと。
ほっ!!
血清が濁ったのは、猫が採血の際、暴れたために赤血球が破壊されたことが原因で、検査に支障ない。と言うことだ。
猫の輸入手続準備が終われば、あとは、
- カヤックの売却
- 家具の売却
- 室内の補修
- MM2Hとビザの解約
- 電気の解約
- 航空チケット購入
- CARGOの予約
- KLと成田(羽田)のホテル予約
- レンタカー予約
ってところが、撤退直前にやらなければならない。
こりゃあ、忙しくなりそうだ!!