イーグルベイホテル付近の元バス停で、60歳代のマレー系男性が新聞を売っていた。が、最近、店を畳んでどこかに移転してしまった。
マレーシアでは、車の停車スペースのある道路脇で新聞屋を開いていることが多い。屋根なし。壁なし。折りたたみ式のテーブル1脚を開いて、どんと新聞を堆く積んでいる。
テーブル1脚で商売ができるんだから、新聞売りも悪くないな~。
でも、屋根なしじゃあ、乾期はいいが、雨期は大変だ。
ランカウイ島の元バス停は、資材を保管できるようにシャッター付きの倉庫がある。多分、バス停としての役割が終わった後に、改築されたものと思う。
屋根付き、倉庫付き、ベンチありの好物件から、何故?マレーのおっさんは移転したのか?
先日、その理由が判明した。
下記画像を見て頂きたい。立ち入り禁止のテープが張られている。そして、何だか?建物が傾いているような・・・・・。
そうなのだ。写真左端の柱が、折れ掛かっている。建物の中に入って確認してみると、あらら・・・柱がシロアリに食い尽くされてスポンジ状態だ。
そして、ちょうど対角線側の柱もやられている。
シロアリを探してみたが、駆除された後なのだろう。1匹も確認できなかった。
昔、日本人が一時帰国してマレーシアに戻ってみると、家具がシロアリに食い尽くされて跡形もなく消えていた。と言う話を聞いたことがある。
シロアリは、熱帯から亜寒帯まで陸上のほとんどの地域に分布する。が、熱帯には種類が多いそうだ。
もし、マレーシアの住宅が日本のように木造建築だったら、あっという間にシロアリの餌食されて、倒壊するんだろうな~。
まあ、そう言うこともあってマレーシアの一般住宅は煉瓦造りなのかも知れない。