散歩をしていると、時々、道を尋ねられる。
私は、多分、どこからどう見ても、「原住民」にしか見えないので、「どの人に尋ねればいいかな?」と言う、選択肢が必要ないので、尋ねやすいのだろう。
道を尋ねたい人って、「こいつは大丈夫だろうか?」「こいつに尋ねて分かるだろうか?」と、値踏みをするものだ。
なので、そう言う時って、じ~っと、こちらを注視するので「ああ~。道案内をしてもらいたいのだな」と、直ぐに分かる。
道を尋ねてくるのは、当然、観光客がほとんどで、皆さん、礼儀正しいので、こちらも少しでもお役に立てればと思い、徒歩圏内なら一緒に歩いて先導してしまうこともある。
数日前のこと。
いつものように散歩をしていると、対向して来たプロドアカンチルが、けたたましくクラクションをプププププププププ~っと、鳴らしながら迫って来る。
なんだ~?
カンチルを見ると中東系の男が2人が乗っていて、身を乗り出してフロントガラス越に、私の方を見ている。
カンチルは、レンタカーのなかでは一番安いので、多分、観光客だろう。
もしかして?道を尋ねたいの?
と、思ったが、停車してウインドーガラスを開けるわけでなく、クラクションを鳴らし続けているので、私はそのまま通り過ぎた。
が、今度は、背中越しにプププププププ~と・・・・・。
次に、クラクションのけたたましい音に混じってやっと「Hello」と言う、ご挨拶の声が聞こえた・・・・・。
ここで振り向こうか?と思ったが、あれだけ、けたたましくクラクションを吹鳴しているなら、ひょっとして?これはエマージェンシーか?
緊急事態なら、私には対処能力がないので、振り向かないほうが良い。
彼らの目の前にレストランがあって、ローカルの連中が飯を食っているので、そこで道を尋ねるか?救急車を呼んでもらった方が、早い。
と、もっともらしいことを書いているが、実は、この時、腹を立てていた・・・・。
礼儀と言うものを知らない連中だ。と・・・・・。
それで、知らんぷりを決め込んだが、今考えると、その方がよかったと思うが、どうも、短気で損気な性格だな~。と、我ながら思う・・・・。
私は、清廉にして潔白、常に誠実でありたい。と思っているし、行動の指針は、常にここにある。
なので、相手にもそれを求めてしまう癖がある。
相手がもし、この指針に反する場合は、非常に憤慨する。
まあ、56歳になっても、こうなのだから、やっぱり、アスペルガーぎみなのかな・・・?
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