ペナン島は現在、第2大橋を建設中だが、この他に大型プロジェクトとして、LRTや海底トンネルの建設案が浮上している。
個人的意見としては、LRTなどの橋桁を新たに建設するより、現在のラピッドバスの路線拡充と増便に資金を投入した方が、よっぽど市民にとって便利になると思う。
また、海底トンネルも全く必要ないと思う。半島との間に橋2本があれば十分だ。それに中国資本が掘るようなトンネルは、恐ろしくて入る気がしない。
が、トンネルを掘った土砂でガーニードライブ沖を埋め立てると言うのも一案かもしれない。
しかし、あのドブ臭い海にもムツゴロウなどの命の営みがあることを考えると、それは可哀想だ。
いずれにしても、両プロジェクトはペナン島には必要ないような気がする。
本日の新聞ネタは「400 stage protest against undersea tunnel project in Penang」(ペナンの海底トンネルプロジェクトに400人が抗議する。)だ。
以下訳
ジョージタウン発:
約400人の人々が、民主行動党が主導する州政府計画で、賛否両論のあるガーニードライブとバガン アジャム間の6.5Kmの海底トンネルを建設することに反対するデモを開催した。
そのグループは、午後3時ころガーニープラザショッピングコンプレックスに集合して、”海底トンネル反対” ”林冠英(州首相)反対” ”海底トンネルは必要ない、ガーニードライブを保存しろ”と書かれている横断幕を掲げた。
Citizens Action Team発起人クフー カイ ペン、またPenang Citizens Awareness Chant Group(Chant)の活動家は、州政府は、多くの人々が未だ何も知らないのだから、提案されているプロジェクトの詳細を明らかにすべきだ。と語った。
1,000人の回答者からの世論調査では、彼らは、プロジェクトに関して少しも知識を持ってないそうだ。例えば、技術的側面、配置、プロジェクトの路線設定そしてガーニードライブエリアへの影響だ。
私は、素敵なレクリエーションの場所であるガーニードライブで成長した。そして歴史は、ペナン信望者達が、このエリアに潜在的にネガティブな影響を持ってくる、いかなるプロジェクトも応援しない
と言うことを我々に教える。と彼は語った。
クフーはまた、トンネルからの十分な通行料金徴収があるかどうか疑問を持っていた。
それらは、80,000人の利用者がトンネルを必ず使うだろうか?もしそうでないなら、州政府はそのコストをどうやって維持することができるできるだろうか?
プラウティクスの国民戦線候補者で反対側に近いロウエナ ヤムもまた、プロジェクトの安全性と維持管理に疑問を持っていた。
先週、Chantの公開討論会で講演したオーストラリア人の都市設計者であるドクター ピーター R. ジェンセンでさえ、全てのトンネルは水漏れしたと提示した。と彼女は語った。
以上
日本は、海部政権時代にアメリカからの外圧で、内需拡大のため公共工事をばんばんやった。ど田舎の誰も住んでないような山村に立派な道路や橋を建設した。
そのつけが、今来ている。2050年には公共投資の予算は全てメンテナンスに食われ、新規に何も作れない財政状況になると言う。
海底トンネルなんか作ったら、そんなことにもなるかもしれない?