2015年11月26日木曜日

渦鞭毛藻はランカウイ島に棲息するのか?

 今朝の天候は晴れ。外気温27.8℃。昨日も概ね晴れ。今朝はまだ夜明け前・・・・。アパート前の野原でコオロギが鳴いている。まるで、日本の秋のような音色だ。




 今朝の南国新聞ニュース・・・・。

 ASEANの首脳会議に出席したオバマ大統領を歓迎するための電光掲示板に

「WELCOME TO THE PRESIDENT OF USA BARACK OBAMA」

 と書いてしまったそうだ。間違いを指摘されて

「Welcome to Malaysia Mr Barack Obama, President of USA」

 と訂正したそうだが、Welcome toの次の単語は場所でしょ。って、英語の苦手な私でも分かる・・・。


 あれ~~。マレーシアの英語力はアジアで2位。全世界で12位と報道されたばかりじゃなかったの?・・・・・。





 昨夜は、予定どおりアサリの酒蒸しでいっぱいやったが、非常に美味かった。

 参考としたレシピはこれ



 美味かったのはいいのだが、残念なことに泥の詰まっているアサリが5個位混じっていた・・・・。

 1Kgでアサリの粒が40個位あったので、泥アサリが占める割合は12.5%・・・・。これって、相当高い確率だ。

 でも、これって、故意なのか?過失なのか?

 まあ、潮干狩りをしていると、泥の詰まっているアサリを見つけることがあるが、普通はアサリの重さで分かるものだ。

 泥の詰まっているアサリは重い。

 採捕者がひょっとしたら、故意に空の貝に泥を詰めてアサリ屋に供給したとも考えられる。疑えばきりがないが、何でも疑って信用しないことが、この国で暮らすには大切なことだ。 


 ところで、細君は「貝毒が怖い」と言って、あまり食べなかった。

 貝毒は、渦鞭毛藻(うずべんもうそう)と言う動物性プランクトンが産出する毒で、アサリなどの貝がこれを捕食して体内に毒を蓄積するのだ。

渦鞭毛藻

 貝毒には
  1. 下痢性貝毒
  2. 麻痺性貝毒
  3. 神経性貝毒
  4. 記憶喪失性貝毒
などの種類があって、渦鞭毛藻が引き起こす症状は下痢性と麻痺性と神経性貝毒だ。そしてアサリは、下痢性と麻痺性貝毒を持っている。

 下痢性貝毒は、致命的ではないが、麻痺性貝毒はふぐ毒(テトロドトキシン)に似ていて、呼吸困難で死亡することもある。

 こんなことを書いていると、アサリを食べることが恐ろしくなってくるが、この渦鞭毛藻はどこの海域でも棲息しているんだろうか?


 昔は一部海域に限定されていたそうだが、現在では全世界に広がっているそうだ。

 マレーシアでは、サバ州で死亡食中毒が発生しているし、セランゴール州沿岸から南100Km付近まで棲息が確認されている。と言う研究報告もある。

 では、ランカウイ島は、どうなの?

 答えは・・・・・。わからん・・・・。

 貝毒は、熱では分解しないし、有効な解毒薬もない。可能な治療法は胃の洗浄と人工呼吸ぐらいらしい。

 麻痺性貝毒の致死量は分からないが、もし、アサリを食べるとして少量にとどめておいた方がいいように思う。

 あ~あ。いつ潮干狩りに行こうか?と、張り切っていたんだがな~・・・・。

 でも、渦鞭毛藻の大きさは40マイクロメーター(1000分の40ミリ)位だ。この位の大きさだったら、普通の顕微鏡で確認できるだろう。

 もし、顕微鏡をゲットできたら、海水を採取して自分で棲息を確認できるかも知れない?

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