過去記事でも書いているが、マレーシアの衛星放送であるASTROは、以前加入していたが、支払いが数日遅れただけで、信号を切られた。
これに立腹して、翌日解約して以来、再加入はしてない。
マレーシアのASTROとTMは私の天敵なのだ・・・・・。
で、ここ数年来、テレビなしの生活を送ってきた。日本在住時もネットが普及して以来、あまりテレビは見てなかったので、不便は感じたことがない。
が、細君が「ニュース位見たい」と言うので、昨日、重い腰を上げた。
と言ってもASTROに加入したわけではない。地上波放送を受信するのだ。何と言っても無料なのが嬉しい。
地上波放送を受信するには、当然、アンテナを立てなければならないので、近所の電気店で購入してきた。
これ。
価格は55RM。10mの同軸ケーブルとローターがセットされている。ローターで、室内からアンテナの向きを変えられるのだ。
アンテナを立てるポールは同梱されてないので、これは我が家にある防犯用のステンレスパイプを流用した。
組み立ては、約5分で完了して、バルコニーに立てた。
が・・・・・・。さて・・・・・どうやって同軸ケーブルを室内に引き込もうか?・・・・・。
壁に開いている穴と言えば、エアコン用の穴だけだが、ここから通すには、エアコンを一度外さなければならない。
これは、結構大仕事だ。
なので、軒天に換気のために開けられている切れ込みを、カッターで拡大して、ここからケーブルを屋根裏に通すことにした。
直径1.5cmまで切れ込みを拡大してケーブルを通して、脚立を登って点検口から屋根裏に上がってみると、どこをどう探してもケーブルが見つからない。
はて~?どこに消えちゃったの?
仕方ないので、一旦ベランダに降りて確認すると、ケーブルが抜け落ちて床に転がっている。これじゃ、屋根裏をいくら探しても見つかるわけがない。
もう一度、今度はケーブルが抜け落ちないように、3mほど押し込んで、棒に鈎を取り付けて、これを持って再び屋根裏へ・・・・。
ここで読者諸兄は、棒の鈎は何するの?と思われるだろう。これは屋根の構造上、軒天のある場所は、人が近づきづらいのだ。
で、棒の鈎でケーブルを引っかけて、引き寄せようという魂胆なのだ。
2度目に屋根裏に登ると、軒天の上にケーブルが見える。しめしめ・・・・。用意していた鈎で、難なくケーブルを捕まえて、ケーブルを手繰り寄せた。
ケーブルの長さは10mなので、テレビまで届くかどうかを確認しなければならない。テレビから天井までの高さは2m。
屋根裏で、テレビの真上の地点までケーブルを這わすと、2m以上の余裕がある。再び下に降りて、今度は天井にドリルで穴を開けるのだ~。
これは、一瞬で完了。
そして、3度目の屋根裏へ・・・・。体中、蜘蛛の巣だらけ・・・・。
開けた穴からケーブルを茶の間に落として、テレビに接続。
これこのとおり。我が家で地上波放送が見られるようになった瞬間だ~。
感動・・・・・。
と言っても、視聴できるチャンネルは、
- TV1
- TV2
- TV3
の3局だけ。TV1とTV2は政府系放送で、TV3が民放だ。他の3局の民放は何故か?映らない。
原因は、多分、アンテナの設置場所が悪いのだろう。でもこの場所しかないので、取りあえずは3局だけで、我慢しよう・・・・。