2013年9月27日金曜日

カマスのシガテラ毒

 今朝のランカウイ島は、曇り。時々小雨が降るが、空は明るいので天候は回復に向かいそうだ。

 細君は、昨日の夕方から突然歩行困難となった。それまでは、松葉杖を使えばどうにか歩けたが、左足の打撲部位の激痛で歩けない。

 椅子に座ったまま身動きがとれない。痛み止めを服用して1時間後にやっと2m歩いて、夕食を取ることができた。

 多分、動きすぎだろう。じっと寝ていればいいのだが、性格なのか?ちょこちょこ動くので悪化したと思われる。

 さて昨夕、市場でサワラ(サゴシ)をゲットした。1Kg18RMだった。鮮度が良かったので多分、夕方に水揚げされたものだ。

 北海道南部にも生息しているらしいが、食べたことがない。回転寿司で回っていたような気がするので、知らずに食べたことはあるかもしれない。


 クイーンフィッシュ同様、鱗がないので捌くのは楽だ。

 半身は刺身に、もう半身はペナンのお友達からお土産で頂いた塩麹に漬けてみた。サワラは赤身魚だそうだが、日本では白身として流通しているらしい。


 身に癖はないが、柔らかいので刺身では食感が悪い。塩麹漬けは今夜頂くが、猫用に焼いた身の一部を細君が食べたところによると、淡泊すぎるらしい。

 やはりボラの方が身が締まって美味しい。とのことだ。

 
 ところで、カマスにはシガテラ毒があるそうだ。死亡することは希の様だが、嘔吐、下痢、腹痛、頭痛、めまいなどの症状が出るらしい。

 原因はシガテラ毒を産出するプランクトンを魚が食べて、体内で生体濃縮するためだ。生体濃縮とは、尿や糞便で体外に排出されたり、分解されずどんどん濃度が濃くなることだ。

 カマスに毒があることを知ったのは最近のことだが、もう何回も食べた後だ。安くて塩焼きがうまい魚のに、残念だ~。

 と、思ってよく調べてみたら、海域によって違うことが分かった。マレーシア近海のカマスは毒がないらしい。

 でも、魚体が大きくなればなるほど生体濃縮の濃度が上がるので、安全策をとって小振りのものを選んだ方がよさそうだ。