2013年2月17日日曜日

今帰国したらどんな生活が日本で待っているのか?

 今、マレーシアを引き揚げて、帰国したらどんな生活が待っているだろう?と、考えてみた。マレーシアと日本の違いを実感できるだろうか?果たして、帰国して良かったと思えるだろうか?

 まず、為替の問題だ。私達が渡馬したころは1RM=33円だったので、今帰国すると3円の損だ。両替に1RM手数料を取られたとして4円の損。これはでかい。

 過去記事でも投稿したが、日本破綻の可能性がある。ここ数年はアベノミクスの成果を待った方がいいかな?

 日本は訳のわからん、車検制度がある。あんなものは早期に廃止すべきだ。私はユーザー車検を受けていたが、車検で検査するのは排ガス濃度やブレーキ、ライト、サイドスリップ、スピードメーター、足回り位で、大して必要な検査はしていない。

 自動車を所有すれば毎年の自動車税がある。ガソリンも160円台だ。維持費用だけでも結構かかりそうだ。

 電気水道代は、倹約してもマレーシアの10倍はかかるだろう。

 税金も自動車税の他、消費税、地方税がかかるし、健康保険料も払わなければならない。NHK受信料や町内会費までもだ。

 こうやって考えると日本という国は、国民から搾取して、それをバンバン浪費する国に思えてくる。外国人や働く意思のない者に生活保護費を支給してみたり、働いている者より働く意思のない者の方が、いい暮らし手をしている国なんて他にあるのか?

 日本のどこへ住もうとも、冬期間の燃料費は多かれ少なかれかかりそうだ。冬物衣料も必要だし、みすぼらしい服装もできない。

 美味しいトロピカルフルーツが食べられない。日本では果物はほとんど食べなかったが、マレーシアでは、毎日食べている。これが食べられないのは淋しい。

 ここまでは悪いことだが、それじゃあいいことってあるのかと考えてみた。

 まずは、意思疎通できる。マレーシアではマレー語、英語、中国語ができればほとんどの人と意思疎通ができるが、どれもできれなければ、地獄だ。帰国すれば言語に関しては天国だ。

 日本食が、選り取り見取りだ。日本ほど多様な食べ物を入手できる国はないように思う。

 テレビ、DVD、映画、新聞、インターネットなど娯楽が増える。テレビはほとんど見てなかったので私としてはメリットは低いが、DVD、映画、新聞は日本語で見聞きできるので、これは嬉しい。

 四季がある。北海道の冬が嫌いだったが、春夏秋はとても好きだった。季節ごとに移ろう日本の風景を愛でることは「日本に生まれて良かった」と思う瞬間だ。

 病気しても安心だ。健康保険に加入すれば診療費は安いし、マレーシアに比べて医療レベルは格段に高いので、安心だ。

 温泉がいっぱいある。日本人にとって温泉は癒しそのものだ。火山国だから日本全国どこでも良い温泉に浸かれる。

 家族に会える。私の両親や兄妹は健在だ。マレーシアでは細君と二人っきりなので、家族と会えることは嬉しい。

 正月気分を味わえる。これは1年の計として日本人には、重要だ。この日からまた新たな気持ちで新年を迎えられる。

 犯罪が少ない。マレーシアは、治安が比較的良好だと言っても、深夜は危険で出歩けない。パラン刀を持った強盗にいつ襲われるかという心配がないだけ、日本は安心だ。

 釣りができる。私の唯一の趣味は釣りなので、これができるできないは、私の人生にとって重要だ。

 こうやって羅列してみると、帰国したら生活費はマレーシアより、かなりかかりそうだが、精神的には豊かに暮らせそうだ。