出航は午後1時30分。いつものマングローブのジェティ横からだ。満潮は午後0時35分、干潮は午後6時50分。
と言うことは、往路は引き潮に逆らって川上り。帰路は川下り状態だ。なんだか、グヌンラヤ山の登山と似ている。
出航後30分間は、引き潮と照りつける直射日光との対決だったが、グヌンラヤ山方面からの雷雲の広がりで、死にそうな暑さからはどうにか逃れることができた。
飲料水は、1,5Lのペットボトルと0.8Lのボトルを持参した。それと糖分補給用にキットカットを3個。
目的地は、観光ポイントの鍾乳洞だが、マングローブツアーで連れて行ってもらったことはあるが、自力で辿り着いたことはない。
まあ、主目的は自然との触れ合いなので、辿り着かなくても何ら、挫折感は感じないだろう。
ツアーボートが何隻も通り過ぎる。必ずと言っていいほど、私の横でボートが減速する。小型船舶免許を取得している方なら「引き波を立てないためだろう」と考えるだろうが、それは違う。
つまり私は「見せ物」だ。マングローブツアーでのイベントは、鷲の餌付けや鍾乳洞などだが、これはピンポイントだ。
広大なマングローブを移動中は、どうしてもダラ~っとしてしまう。そこにこのくそ暑い中、必死にパドルを漕いでいる私は、ちょうど手持ちぶさたの観光客の格好の餌だ。
減速したボートからの視線を感じる・・・・・。こちらも大好きなことをして遊んでいるので、気分は上々なので、手の一つでも振ってやってもいいのだが、そんなサービス精神は持ち合わせていない・・・・。
昨日は、ナンヨーショービン3羽と白頭鷲の大群と出会えた。と言うのも下記マップ赤丸(青丸は出航、紫丸は折り返し地点)の地点でツアーボートが鷲の餌付けをしている。
エンジンをチルトアップして空吹かしすると、鷲があちこちから集まってくる。その数50羽以上。
昨日の航行距離は約15Km。航行時間は3時間30分だった。