2013年8月8日木曜日

カヤッキング その4

 昨日は、久しぶりにカヤックでマングローブを探索してきた。出航までの事前準備と帰航してからの後始末に多大な労力を要するが、自然と触れあうことはいつも楽しいので、これはやめられない。

 出航は午後1時30分。いつものマングローブのジェティ横からだ。満潮は午後0時35分、干潮は午後6時50分。

 と言うことは、往路は引き潮に逆らって川上り。帰路は川下り状態だ。なんだか、グヌンラヤ山の登山と似ている。

 出航後30分間は、引き潮と照りつける直射日光との対決だったが、グヌンラヤ山方面からの雷雲の広がりで、死にそうな暑さからはどうにか逃れることができた。

 飲料水は、1,5Lのペットボトルと0.8Lのボトルを持参した。それと糖分補給用にキットカットを3個。

 目的地は、観光ポイントの鍾乳洞だが、マングローブツアーで連れて行ってもらったことはあるが、自力で辿り着いたことはない。

 まあ、主目的は自然との触れ合いなので、辿り着かなくても何ら、挫折感は感じないだろう。

 ツアーボートが何隻も通り過ぎる。必ずと言っていいほど、私の横でボートが減速する。小型船舶免許を取得している方なら「引き波を立てないためだろう」と考えるだろうが、それは違う。

 つまり私は「見せ物」だ。マングローブツアーでのイベントは、鷲の餌付けや鍾乳洞などだが、これはピンポイントだ。

 広大なマングローブを移動中は、どうしてもダラ~っとしてしまう。そこにこのくそ暑い中、必死にパドルを漕いでいる私は、ちょうど手持ちぶさたの観光客の格好の餌だ。

 減速したボートからの視線を感じる・・・・・。こちらも大好きなことをして遊んでいるので、気分は上々なので、手の一つでも振ってやってもいいのだが、そんなサービス精神は持ち合わせていない・・・・。

 昨日は、ナンヨーショービン3羽と白頭鷲の大群と出会えた。と言うのも下記マップ赤丸(青丸は出航、紫丸は折り返し地点)の地点でツアーボートが鷲の餌付けをしている。

 エンジンをチルトアップして空吹かしすると、鷲があちこちから集まってくる。その数50羽以上。



昨日は、カヤックでしか入れないような支流にもいくつか入ってみた。し~~んと静まりかえって、マングローブの息づかいを感じる。別世界だ!




 昨日の航行距離は約15Km。航行時間は3時間30分だった。