頂上付近は、雲がかかっていたので、天候が悪いことが予想された。8合目付近でバイクで下って来たカッパを着た白人男性が、顔の前で人差し指で弧を描いた。
最初は、「どういう意味?」と、ピントこなかったが、すぐに「ワイパー」だと理解できた。要は頂上は雨だぞ。と警告してくれたのだ。
そのとおり、頂上付近は雨模様。気温もぐんと下がって涼しい。9合目付近で中東系カップルが乗車する車が私の横に停車した。
「頂上まで行くのか?乗せて行ってやる」とのこと。あの~私は登山をしてるんだけど・・・・。中東に「登山」と言う概念はないのか?
端から見ると、私は相当コタコタだったのだろう。お気遣いは大変ありがたかったが、車で登ってしまっては、登山の体をなさないので感謝の言葉を述べてお断りした。
雲の切れ間から垣間見るクアタウンは、青い海に島々が浮かぶ、まるでエーゲ海のリゾートアイランドだ!(の様に見えた・・・・・・)
雲で霞むクアタウン
そうそう、頂上手前の展望プレスの案内パネルに書かれていたが、パンタイチェナンの沖に浮かぶ「Epor島」の湾は隕石の衝突によってできたそうだ。
この湾では、イルカが見られるそうだから、そのうちカヤックで訪れてみようと思う。