ラマダンももうじき明ける。非イスラム教の私にとってはあまり関係のない宗教行事だが、全くないということもない。
鮮魚が入手しづらい。ラマダンに入ってから漁師の労働意欲が減退しているのか?市場や漁師直営店での魚の品揃えが悪い。
毎日のように市場に顔を出しているが、最近、ボラがゲットできない。カマスは時々並んでいるがどうも鮮度がいまいちだ。
こりゃ~ボラから他の魚にシフトしないと、刺身にありつけないわ。と言うことで昨日、市場で死後硬直の来ている魚を見つけたので、購入した。
魚屋のいつものおやじ(と言っても私よりず~~っと若い)に
Berapa Ringgit satu kilogram?
と訪ねる尋ねると
35
とのことだ。
エ~~!1キロ35RMもするの?ボラの倍の値段だ。まだ、買うとも言ってないのに、「This one?」とか言って、もうすでにその魚は秤の上に乗っかっている・・・・・。
秤のデジタル表示を確認すると31.5RMだ。
マレーシアでは、赤身より白身魚の方が高い。なのでその魚は多分、白身なのだろう。おやじに
Putih? Merah?
と尋ねたが、これは通じなかった・・・・発音が悪いのだろう。
魚の名前は「Kerapu(クラプ)」だと教えてくれた。英名は「Grouper」。日本名は「ハタ」だ。
腹を割いてみると、もう既に血抜き済みだ。マレーシアで血抜き済みの魚に出会うのは初めてのことだ。それだけ漁師も高級魚を大切に扱っているのだろう。
クラプは、刺身と汁物にした。捨てたのは内臓だけだが、日本では内臓も食べるらしい。北海道ではハタは採れないので、食べ方が分からない。次回の課題にしよう。
刺身は、甘みがあってしっとりとしていた。汁物も脂が出てうまかった。キキも喜んで食べていた。
これでまた一つ。刺身のレパートリーが広がった。でも、高いな~~・・・・。