室内での湿気発生源は、キッチンとシャワー室だ。我が家のキッチンには裏口があって、網戸を入れているので、常時開放している。
なので、キッチンで発生した湿気はほとんどが屋外に流れ出る。しかし、シャワー室の湿気は、窓が小さいので室内にこもりがちとなる。
ただでさえ雨期の時期は、多湿でカビが発生しやすい環境にある。なので、我が家ではシャワーを浴びる都度、壁と床を下記ガラスワイパーで水分を除去する。
マレーシアにも除湿剤が販売されているので、ペナン島滞在時は、タンスの中にこれを入れていたが、常に湿度80%前後なので、あっという間に使い物にならなくなる。
これでは、経費の無駄なので、それ以降は使用してない。
私のベッドルームでは、扇風機を半日回している。これでかなりカビの発生を防げる。マレーシアは電気代が安いし、扇風機は省電力なので除湿剤を使用するより、扇風機(またはシーリングファン)の方が経済的かな?
コトバンクによると「気根」とは
「根は向地性をもち,地中で発達するのが一般であるが,地上の茎や幹から空気中に出る根もあり,それらを気根と総称し,種類によりいろいろな機能をもつ。つる性の茎を他に固着させる付着根(キヅタなど),先端が地中に入り体をささえる支柱根(タコノキなど),密生して幹を厚く包む保護根(ヘゴなど),雨露を急速に吸収貯蔵する吸水根(セッコクなど),沼沢地の植物が通気のため根の一部を突出する呼吸根(ラクウショウなど),水面に浮上する浮根(ミズキンバイなど)などがある。」
と解説されている。
北海道育ちの私は、山菜取りでよく山に入ったものだが、こういう気根は見たことがない。ほんとに南国の植物って、変わり種が多いな~。
上記写真の樹木は多分、ガジュマルだと思う。そして下記写真もそうだと思うが、気根が綺麗に幹をクルクルと巻いている。
これって、誰かが何らかの方法で気根が幹を巻くように、細工したのか?と思って、気根を調べたが手を加えられた痕跡はないし、その他の個体を調べても同様に痕跡はない。
なので、これは自然とこうなったとしか思えない。不思議だ~。
上記コトバンクの解説中に「先端が地中に入り体をささえる支柱根」とあるが、ガジュマルの気根はこの種類なのだろう。
その証拠に下記写真のように倒れかかった側に、気根が伸びて幹を支えている個体もある。
そして、強風で最近傾いたのだろう。幹から気根が伸び始めているのが見えるだろうか?数年もすると、上記写真のように気根が密生するのだろう。
それにしても、植物には脳がないのに、どうして?「自分が傾いている」と認識して、「気根で支えなきゃ駄目だ」との意志が芽生えるんだろうか?
植物にも、自我ってあるのかな~?