2013年1月23日水曜日

マレーシアで粗大ゴミ扱いをされないための戦略

 日本の高度成長を支えた第1次ベビーブーム世代の企業戦士がほぼ退職した。私の勤めていた職場でも、10年ほど前からこの世代の大量退職に備え、ノウハウの伝授が課題とされていた。

 経験豊富で長年養われた知識や技術は、組織とって大変貴重なものであり、これらの方々が一斉に退職することは、組織の損失だと言われた。

 だが・・・・・。退職した企業戦士は、家庭で粗大ゴミ扱いされている。と言う報道が過去にあったことを思い出した。

 企業戦士として働きづめに働いた結果、いざ退職して家庭に入ると、居場所がないというのだ。

 趣味がないので、一日中家でブラブラ。3度の食事。妻が外出すれば金魚の糞のように後をついて行く。妻の女子会に顔を出したり、趣味の集まりにまでついて行く。うっと~~しい~~。

 挙げ句の果てには、愛想をつかれて定年離婚だ。

 こんな惨めな定年後の人生を迎えないように、私から一つ提案しよう。それは

「企業戦士よ主夫になれ」

だ。自慢じゃないが、私は既に、完全に主夫化している。

 日本の主婦の仕事は主に
  1. 掃除
  2. 洗濯
  3. 料理
  4. アイロン掛け
  5. 子供の教育
  6. 買い物
  7. ご近所との交際
  8. ゴミ出し
など、実際にやってみると、かなりハードワークで、これで終わりと言うことはない。

 しかし、ここはマレーシア。おまけに退職している。これ全部を頑張る必要はない。せめて、掃除と料理とゴミ出し位はやろう。

 私は2年位前から、ネットレシピで料理に挑戦している。書きためたレシピはノート2冊分だ。

 料理の先生はいつもクックパッドだ。

 主婦で、このクックパッドを知らない方はいないだろう。と言う位有名だ。

 クックパッドの良いところは、家庭料理が主で、材料も特に入手が困難で特異なものがないところが、素人には取っつきやすい。

 人気レシピは、「つくれぽ」で判断できるので、つくれぽが多いレシピに、はずれはあまりない。



 私も細君も、チャーハンが大好きだが、どうも自分で料理すると、思ったような味にならない。今まで何度も、チャーハンのレシピを検索して、料理してみたものの、いまいちだ。

 しかし、昨日のチャーハンのレシピは、うまかった。細君と「うまい、うまい」とランチで食べた。

 マレーシアは、外食産業が盛んだが、安いホーカーで食べても二人で最低でも10RMはかかる。これを毎日続けたら、健康にも悪いし、飽きるし、財布にも優しくない。

 マレーシアで日本食を食べると高い。と言う固定観念があるが、自宅で料理すれば、ホーカーで食べるより格段に安い。

 上記レシピも実際には5RM以下だろう。しかも、うまいとくれば、粗大ゴミの評価は鰻登りだ・・・・。

 以上、戦略とも言えない戦略だが、マレーシアで夫婦二人、生きて行くにはお互いの理解と協力が必須だ。

 得意料理の一つや二つ、会得しておこうぞ!