本日の記事は、我が家のマレーシアコンドミニアム遍歴だ。
マレーシア最初のコンドミニアムは、日本出発前から予約していたロングスティサポートセンターの定宿であるペナン島の「ガーニーパーク」だった。ここは仮住まいで2ヶ月間滞在した。
隣がガーニープラザで、当時、車購入前だったことから、ロケーション的にとても便利で、好きなコンドだった。
2ヶ月間の仮住まいが終わるころ、同じコンドでユニットを探しても良かったのだが、当時、私のミスで可愛がっていた若い雄猫が窓から転落死した。
それ以降、地上からコンドを見上げるたびに悲しい気持ちに襲われた。それで別なコンドを探して引っ越した。
2番目のコンドは、ガーニーパークの近くにあった「マリナベイ」だった。ここは、駐在員の方が多く入居していることでも有名だ。
このコンドは、ロケーション的にガーニープラザや市場、郵便局、日本食材のMEIJIYAなどに近く、買い物が便利だった。
しかし、入居したユニットの向きが悪かったのか?窓の密閉度が悪かったのか?土曜日曜日の深夜に暴走するバイクの騒音に悩まされた。
それと、3ベッドだったが、一番奥の部屋で、ど~~も・・・・・・霊を感じる・・・・。いつも開かずの間だったが、意を決して一人で寝てみた。
そしたら・・・・・。でた~~~~~。若い女性だった。じ~~と、私を見てた。
私達の前に住んでいた日本人女性も3ヶ月で出たそうだ。それで、私達も3か月で引っ越した。
3番目のコンドは、ペナン島北部のバツーフェリンギにある「マイアミグリーン」だった。周辺に商店街がなかったので不便だったが、静かな環境で私達は気に入っていた。
プールも南国ビーチホテル風の立派なもので、その脇にジムがあったので、私はいつもランニングマシーンの上で歩きながら、ビキニ姿のおねーちゃんを眺めていた。
あの、コンドは良かったな~・・・・・。
このコンド入居中に、1ヶ月間だけランカウイ島に滞在した。滞在先はある賃貸アパートだった。ここはマングローブツアーを主催する加藤さんが所有する2ベッドルームのアパートだ。アパートと言ってもプールもあって、商店街やショッピングモールにも近いので、便利だった。
ランカウイ島から帰宅して、「ペナン島大嫌い病」が発病し、2年契約が終了した時点でKLに引っ越した。
今思えば、あのまま我慢してペナン島に住んでいれば良かったと思うのだが、あの当時の精神状態では、その選択肢は全くあり得なかった。
一応、ランカウイ島の賃貸アパートを4番目に繰り入れるとして、5番目のコンドが、過去記事でも投稿したKLのクチャイラマにある「ダイナスティガーデンコンドミニアム」だった。
このコンドは、セキュリティが強固で有名だ。ゲートがパスカードがないと開閉しないのはマレーシアでは当たり前だが、ここのコンドはエレベーターまでもカードがないと乗れない。
それとカードがあっても、マネジメントオフィスのある階と自分の階の上下2階まではエレベーターで上下できるが、それ以外の階は行けない。と言う徹底ぶりだ。
最初は、この徹底ぶりに感心したが、住んでいるうちにだんだん不便さを感じるようになった。外出の際はカード常時携帯だし、カードを忘れると乗れない。また修理などで業者が我が家まで上がってこられない。
業者に警備員が同行するとか、セキュリティシステムを説明すればいいのだが、そんなことはしないので、事情を知らない業者がグランドフロアーで右往左往している。
このコンド入居に際して、グリルの設置をオーナーに要望したが断られた。それで仕方なく自前でグリルを業者に発注した。
発注から1週間後位の午後4時40分頃、業者がグリルの取り付けにやってきた。人のよさそうな社長さんなので、工事が終わってからコーヒーをご馳走した。
1時間後、帰っていったが、直ぐに私の携帯電話に「セキュリティで足止めを食らっている」と言うような電話が社長からかかってきた。
何事だろう?とゲートのセキュリティに向かうと、警備員の主任らしい男が「午後5時以降の工事は罰金300RMだ」と息巻いている。
社長さんも「弱った~~」と私に助けを求めている表情がありありと分かる。ようは、社長さんははめられた。わけだ。
午後4時40分にコンドに来ているのだから、ゲートで「午後5時以降は工事ができない。工事をした場合は罰金300RMだ」と説明すればいいのだが、罰金は自分たちの小遣いにするのだろう。
敢えてこれを説明しなかったことが見え見えだ。私はカチンと来た。昔から、こういうずるい奴は許せん。
それで、吠えた。
「Why did you explain him before・・・・・・・・?」「So you is bad」
多分、「・・・・・・」の部分はひっちゃかめっちゃかだったと思うが、私の言いたいことは伝わった。それで、社長さんは無罪放免された。
こんな事があった後の入居から3ヶ月か4ヶ月後に、オーナーから「コンドを売りたいので、バイヤーに部屋の中を見せて欲しい」とのメールが届いた。
過去記事で投稿しているように、オーナーとやりあった。弁護士にも相談して、それでもデポジットと引っ越し代金を払わないので、最後は「税務署に通報するぞ」と脅かして、ある程度のお金を取り戻した。
6番目のコンドは、タマンデサにある「フェバーリア」だった。一応リノベーションが終わっていて、コンドの外観に比べたら、綺麗な内装だった。
細君が気に入ったので、2000RMから1800RMに負けさせて、2年契約した。ロケーション的には商店街に近いし、16階だったので、見晴らしは良かった。
入居後、しばらくは何事もなく過ぎ去ったが、そのうちにトイレの天井から水漏れが始まった。上の階の配水管からの水漏れだった。
オーナーに連絡して、修理してもらったが、元々古いコンドなので、配水管もガタが来ていて応急措置位ではなかなか直らず、何度か修理してやっと直った。
その後、タマンデサ地区を竜巻が襲って、リビングの窓がぶっ飛んだ。この修理完了まで、10日間を要した。
やっと、安泰な日々を送れると安堵したのも束の間、今度は、シャワーの水が出ない。鉄管が古いので、どこかで詰まったらしい。
オーナーに連絡したが、なかなか修理してくれない。それで仕方なく、キッチンからゴムホースを引いて、シャワーの温水器に給水した。
これも10日間続いた。やっとオーナーが重い腰を上げた。「全ての水道管を交換する」と言う話だ。
壁をぶちこわして、鉄管を通して・・・・と説明する(ちょうど友人が遊びに来ていて通訳してくれたので助かった)
工事には、3~4日かかる。と言うので、オーナーに同じコンド内で別の住宅を確保してもらった。が、ローライズの階段を40段以上、上り下りするユニットだった。
細君は、喘息持ちなので、こんな過激な運動はできない。「ホテルにしてくれ~」と、細君がコンプレインして、ミッドバレーメガモールのシティティルホテルに部屋を取ってもらった。
が、しかし、その過程でいろいろあって、契約前にこのユニットを出た・・・・。
と、まあ・・・・マレーシアに来てから、ブログネタには事欠かない。
私達の経験が、特異なのか?それは何とも言えないが、こういう経験をされている方は、結構、多いのではないかと推察される・・・・・。