それは、マレーシアでの生き方によって、人それぞれだ。
ある程度、高齢になってくれば健康が一番大事だ。と言う方もいれば、いやいや、夫婦の愛と絆がロングスティには、大切だ。と言う方もいるだろう。
何を言っている!お金がないと、健康も夫婦の絆もあったもんじゃないと、現実的で冷静な考え方の方もいるだろう。
しかし、お金があっても健康でも、友人のいない孤独な生活では、ロングスティは続けられない。と言う方もいるだろう
みんな正解だ。
以前書いていたブログにも、「三種の神器」と題して、何回か投稿したことがあるが、同じ切り込みではつまらない。
今回は、ハードとソフトに分けた「新三種の神器」を投稿したい。
早速だが、ハード新三種の神器は「Money」「Car」「Internet」だ。何故か英語表記だが、「金」と露骨に表現するのも何なので、オブラートに包んでみた。
当然、地球のどこで暮らそうとも、貨幣経済で成り立った社会で暮らすには、お金は必要だ。スタートレックの世界では、原子を自由に操作し、どんな物質でも再生できるレプリケーターという機械の発明によって、貨幣経済は破綻し、未来の世界では人は社会にどれだけ貢献できるかが求められる。
話が脱線したが、レプリケーターが未発明の現代は、過去記事でも投稿しているように、マレーシアでは、毎月最低15万円位の生活費が必要だろう。
車も、過去記事で何度か投稿しているが、マレーシアの日中の気温は32度位だ。な~んだ、それなら日本の方が高いぞ。となるかもしれないが、1年中この気温だ。日本のように1か月やそこら我慢していれば秋が訪れるということはないし、直射日光を浴びると表面温度は服の色にもよるが37℃位に達する。
徒歩で買い物に行ったとして、「行きはよいよい 帰りはこわい」(ちょっと意味が違うが)状態になる。これがず~~~っと続くのだから、車は必需品と考えた方がいい。
インターネットがなければ、当然、拙ブログも読めない。ローカルテレビはマレー語と英語と中国語など外国語だ。アストロでNHKワールドが視聴できるが、日本のニュースは分かっても、マレーシアのことは報道されない。
英字新聞を読めても、どこそこのレストランが美味しいとか、何が美味しいというブログ得意の情報にもアクセスできない。
ネットバンキングで、日本の口座にもアクセスできないし、マレーシアでの毎月の支払いも窓口まで行かなければならない。
インターネットを制する者は、ロングスティを制する・・・・・。
次ぎに、ソフト新三種の神器は「健康」「夫婦愛」「英語」にしたい。単身で渡馬されている方にはあてはまらないが、ご容赦願いたい。
単身で渡馬されている方は「夫婦愛」を「友人」とチェンジでもいいと思う。
健康の大切さは、年齢を重ねるごとにヒシヒシと感じる。細君は、毎月のように通院しているし、1年ほど前に喀血して、集中治療室のお世話になった。
入院費用の24万円は、全て海外旅行保険から支払われたので、助かったが、異国の地での病気は、ほんとに不安なものだ。本人もそうだし家族もそうだ。
喀血したとき、本人は「死ぬかもしれない」と、思ったそうだ。この時運悪く、私の車は息子が乗って行っていて、直ぐに病院に直行できなかった。
タクシーを捕まえようとしたが、こういうときに限って、なかなか捕まらない。気持ちは焦るし、やっと捕まえたタクシーの運ちゃんは緊迫感がないし、病院に着いたのは喀血から1時間後だった。
病院がでかいので、どこに緊急外来があるのか分からない。あらかじめ通訳の方に場所を聞いていたが、見つからない。ただただウロウロするばかりだった。
こういうときに限って、受付案内で「emergency room」と言う単語がすぐに喉から出てこない。この時ばかりは自分のバカさ加減にほとほと嫌気がさした。
待合室で、しばらく待たされて、やっと当番医の女医に診てもらったが、女医は「胃からの出血だと思うので胃カメラをやる」と、言い出した。
アホ~。胃からの出血なら、胃が痛いとか前兆があるだろう。激しく咳き込んだ際に喀血したんだ。と説明しているのに、胃カメラをやるという。
通訳の方も日本で看護師さんだったので、二人で「う~ん」を顔を見合わせた。結局、主治医を呼んでいただいて、肺からの出血だと診断された。
マレーシアの医療レベルは、日本に比べるとそれほど低くないとは言われるけれど、私個人の感想は、かなり低い。看護師のレベルに至っては、月とすっぽんほども違う。中には使える看護師もいるが、総体レベルは酷い。
この話は、また別の機会に「マレーシアの看護師の実態」と題して投稿するとして、マレーシアの医療レベルを考えると、健康体を保つことは、大切だ。
「夫婦愛」・・・。これは永遠の命題だ。でも、マレーシアくんだりまで、意気投合して渡馬しているんだから、MM2Hのご夫妻は、皆、夫婦の絆は確固たるものがあるのだろう。
だが~~・・・・・・。しか~し、団塊の世代と言われる企業戦士が、退職。渡馬して24時間、寝ても起きても、二人一緒。と言う状況にどこまで耐えられるか?
幸い、我が家は、特殊事情で退職の8年前からこういう状態だったので、渡馬してからは、特に違和感はなかったが・・・・・。まあ、これも1年か2年で慣れるでしょ!
英語力については、過去記事で何度もしつこい位に投稿しているが、これはロングスティ必須能力だ。
私も、英語ペラペラだったら、拙ブログのコンセプトも違ったものになったかもしれない。拙ブログも批判が多いと、反省している。
もっと、ローカルに溶け込んで、ローカルの目線でこのマレーシアを語れるなら、もっと、より良いブログ記事構成になっていると思う。
ステレオタイプでマレーシアを見ていては、愚痴ばかりになってしまう。今でも私は愚痴が多いが、以前はもっと過激だった・・・・。
ローカルの英語もかなり怪しいようだが、最低限、簡単な意思疎通ができるレベルの英語力は必要だ。
「新三種の神器」。どうでしたか? 読者の皆さんの三種の神器は、「 」「 」「 」と、思いつくかな~?