2017年7月14日金曜日

ランカウイ島脱出計画が存在した~その2~

 今朝の天候は曇り。外気温25.6℃。昨日は曇り時々雨。昨夜の室内気温は29.0℃。今朝は夜明け前まで雨。



 昨日の続き。

 そう言えば、昨日書き忘れたけど、イポーへの転居を諦めた際、もう既にホテルとロストワールドの入浴施設の支払いを済ませていた。

 ホテルの方は、アゴダから予約していたので、キャンセルしてから1週間後に払い戻しがあったが、ロストワールドは、返金されなかった・・・・。

 くそ~~~。


 アロースターでの滞在は、5泊の予定だったので、ホテル代をかなりケチったが、これがいけなかった・・・・。

 昨日の記事で、「アロースターは少し土地勘がある」と書いたが、実は、郊外は全く知らない。

 予約したホテルは「ブスタニホテル」・・・名前もよくない・・・・。

 何と!アロースター中心街から車で30~40分の、「ジトラ」と言う隣町に所在していたのだ。

 ホテル予約の際、マップは確認したけど、距離を計測しなかった・・・こんなに遠いとは、夢にも思わなかった・・・・。

 でも、アゴダでの評価は7以上だったので、宿泊代が安いのは、中心街から少し外れているからだろう。位に考えていたが、部屋は狭いし、掃除はしてないし、朝飯はまずいときたもんだ。

 三拍子そろっちゃったけど、部屋が汚いのと朝飯が不味いのは我慢できるが、部屋が狭いのには参った・・・・・。

 細君は喘息持ちなので、エアコンを使えない。

 窓には当然、網戸なんてものは入ってないし、まるで蒸し風呂だった・・・・。

 はあ~~・・・ホテル代、ケチるんじゃなかった・・・・。



 初日。

 初日は、ホテルで一休みしてから、返信があったエージェントに連絡して、現地で落ち合った。

 最初の物件は、セミデタッチ(2戸連棟式)で、家具なしで、家賃はRM700。

 場所はここ。

 

 ケダ川に面した旧来からの住宅街で、印象はちょっと錆びれた感じだが、テスコまでは車で5分、ジャスコや大型ショッピングセンターの「アマンセントラル」、日本食レストランの「楓」までは車で10分と、立地条件は悪くない。

賃貸物件は右

 ただ、ケダ川に面していて、土地が低いことから洪水による浸水が心配だった。

 なので、付近の漁師のジェテイで尋ねてみたが、「洪水なんて起きたことがない」とのこと。

 ほんとか~?

 住宅前には車2台分の駐車スペースがあるし、横にはちょっとした庭があって、私好みの作りだ。

 が・・・・間取りが悪い・・・。

 玄関から入ると、8畳位のエントランス?があって、その奥に壁を隔てて茶の間があるが、窓がないので暗い。

 日中でも、照明を点灯しないと、過ごせないような暗さだ。

  この時点で、数少ない候補から外せざるを得なかった。

 残念・・・・。

 その日は、一旦、ホテルに戻って、夜は楓で一杯だったが、往復1時間以上なので、辛い・・・。



 2日目。

 テラスハウス(2階建て連棟式)のオーナーは、中華系マレー人で、アロースターへ出発する前から、何度も連絡を取り合っていた。

 取り合っていた。と言うより、「韓国人か?」「観光で短期で借りたいのか?」「どうしてランカウイ島から引っ越したいの?」「家族は何人?」「仕事は何をしているの?」などなど、あ~でもない、こうでもない。と、やたら質問してくる・・・。

 まあ、個人オーナーなので、変な奴には貸したくない。と言うことなのだろう。

 2日目の午後から現地で落ち合うことにしたが、約束の時間の数時間前に彼からSMSが着信した。

 「他の人に貸すことになった。ごめんなさい」だって~~~~・・・・・・。

 はあ~~~?

 数時間で借り手がそんなに簡単に決まるか?

 それも短時間で・・・。

 こりゃあ、「変な奴」に、分類されちゃったかな?

 細君と二人で「これからどうしよう?」と、相談していると、先ほどのオーナーから再度SMSがあった。

 彼は、理不尽な断り方をしたので、悪いと思った。と言うか、他に振ったようだ。

 「私の友人が新しくて安い賃貸物件を持っているので、紹介してあげよう」と言う内容だった。

 ま、予定はすべて潰れたし、これから先、当てもないので話に乗った。

 アマンセントラルで彼と待ち合わせて、彼の車について行った先はここ。
 

 比較的新しい閑静な住宅街で、セキュリティがあって、よさげだ。

 物件は、セミデタッチで賃貸料は家具なしでRM800とのこと。


 所有者は個人オーナーで、少し日本語が話せる。

 間取りは悪くないし、室内は明るくて綺麗だし、何といってもキッチンが素晴らしい!!

 かなり気持ちが動き始めたころ、細君が「実は猫を飼っている」と、話した途端、オーナーの顔色が曇った。

 「何匹飼ってるの?」と、質問されたが、まさか10匹以上飼っているとも言えず・・・誤魔化しておいたが・・・。
 
 どうも、猫はお好きでないようだ。と言うより、猫があちこち引っ掻いたり、汚されることが嫌なのだと感じた。

 猫は全て去勢していて、マーキングをすることはないし、発情して近所に迷惑をかけることもない。それに、外には出さないので、庭でトイレをすることもしない。

 と、説明したが、どうも納得してないようだ・・・・。

 で、オーナーが「猫は処分したらいい」と、言い放った・・・・。

 これで、このオーナーの人柄が分かったような気がした。

 誰も、「借りたい」と、一言も言ってないのに、計算を始めて、前家賃や電気や水道のデポジットなどを書いた紙片を渡された・・・・。

 ついでに、「契約更新の時は、家賃を上げるの?」と尋ねると、「多分。10%位上げると思う」と言う・・・・・。

 こんな調子でやられたら、すぐにRM1000超えとなることは必至だ。

 まあ、その場で断るのもばつが悪いので「明日返事します」と、言って、翌日、電話した。

 オーナーは「どうして借りないの?」と不審がっていたが、我が家の猫たちは、家族同然なので、「猫は処分したらいい」と言うのは「家族を殺しなさい」と、言っていることと同じ・・・・・。

 人間って、善人を装っていても、ついつい、態度や言葉の端で、その人柄が露わになってしまうものだな~~。

 その夜も、楓で一杯。


 3日目

 さて?このホテルにあと3泊しなければならない。

 どうやって、時間を潰そうか?

 と、考えていると、最初のエージェントからSMSが着信した。
 
 「3か月後に賃貸を始めるテラスハウスがあるので、見てみないか?」とのことだったが、内部はまだ見られないとのこと。

 写真だけ撮ってきた。


 物件は、いつでも入居できそうだが、「3か月後」って、何か?意味があるのかな?

 写真では分からないが、門のグリルに1m×1m大で、看板のようなものを貼ったような痕跡がる。

 これと、同じ大きさの看板を他の住宅で見たことがある・・・・。

 「差し押さえ物件」・・・・。

 まあ、エージェントが介在するのだから、権利関係に問題はないと思うけど・・・それにしても、いやだな~こういう物件・・・・。

 3日目の夜も、楓・・・・。

 
 4日目、5日目。

 新たに賃貸物件のオーナーにメールを送るも、全く、返信なし・・・・。

 後でわかったことだが、マレー人って、言葉の問題から外国人には貸したくないそうだ。

 それに、外国人は豚肉を調理するので、嫌がられる。

 こうして、ランカウイ島脱出計画は、失敗に終わった・・・・。



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