「１ヶ月６万円の楽園 年金生活はマレーシアで」と言うのは、今は昔の話。なるほど、１０年以上前は６万円でも可能だったのかも知れないが、２０００年以降の物価上昇率は毎年平均２．１％だから１０年で２１％も上昇している計算になる。６万円では家賃代にしかならない。
しかし、ローカルアパートに入居するなら１ヶ月の家賃が１万５千円位と言う物件もあるが、セキュリティや居住環境を考えると、日本人には無理だと思う。おおよその日本人が住んでいるコンドミニアムの平均的な家賃は２０００～２５００ＲＭ（１ＲＭ３０円で６～７.５万円）前後ではないだろうか。ちなみに我が家の家賃は毎月１８００ＲＭ。
国民年金は年間満額で約７９万円が支給される。夫婦ともに国民年金のみの受給となると年間１５８万円で、毎月にすると約１３万２千円。ここから家賃を支払うと残りの生活費は７万２千円。さて、この金額でマレーシアで生活できるのか？
結論から申し上げると、我が家は無理。我が家は特に贅沢をしている訳ではないが、他のロングスティヤーの方達と比べると質素な生活をしていると思う。それでも、無理かな～。
我が家の詳細な生活費については、細君から厳しく「公開するな！」と釘を刺されているので内緒だが、生きるための生活費だけでも、この金額では厳しいかな～と感じる。年を取れば病院にも通院するし、海外旅行や日本への一時帰国、女性ならオシャレだってしたい。お友達が出来れば、その交際費もかかる。誰とも交際もせず、食事は毎回安くて美味しいホーカーで、旅行なんて、もってのほか。鉄人のごとく病院には一切かかったことがなく、日本には滅多なことでは帰国しない。と言うのであれば大丈夫かも知れない・・・・。
そんな生活をしたって楽しいとも思えんが・・・。まあ、生活の仕方は人それぞれだし、かかる費用も千差万別なので、一概に国民年金だけで生活できないと結論づけることは出来ないかな。
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