2012年12月16日日曜日

納豆作りを始めて4年になるが、及第点は遠い

 我が家では、納豆は欠かせない日本食材の一つだ。米と味噌と納豆は、我が家の海外ロングスティ食材の三種の神器だ。これらが入手できない地でのロングスティは、我が家では考えられない。

 最近、米は北海道産米の「きらら397」を購入している。「北海道産米か~」と、バカにしてはいけない。20年前なら敬遠されそうだが、最近の北海道産米はうまい!

 日本穀物検定協会によると北海道産米は「特Aランク」に「ななつぼし」「ひめぴりか」がランクインしているし、「Aランク」にも「きらら397」「ほしのゆめ」がランクインしている。イポーでもきらら397が購入できるらしいので、安心している。

 納豆は、4年ほど前から自作している。そのために800RMもする圧力鍋を当時購入したが、もう、相殺しているだろう。

 毎回、1200グラムの大豆から1840グラムの納豆を作っている。市販の納豆約46個分、120RM相当だ。元手は、たったの10RMなので、自作は我が家の家計に、多大に貢献している。

 種菌はいつも市販の納豆を使用しているが、今回は、継ぎ菌でやってみた。菌の増殖力が心配だったので、ビール作りでよく用いられる「予備発酵」をやってみた。(おまえはビール造りもやるのか~?と言われそうだが、今はやってない)

 仕込む1時間前にスプーン1杯分の砂糖で予備発酵したが、これが正解だった。いつもより発酵状態が良好だ。それと、今回はキッチン用温度計で24時間、温度管理した。40℃ピッタリを維持したが、湯たんぽを発酵器(クーラーボックス)に入れただけだ。

 表面が白くなっているのはコロニーで、発酵が良好な証拠だ

 今回の出来は、100点満点中70点かな~。コロニーが表面全体を覆うようになれば、完璧だ!

 ところで、発酵と腐敗の違いって何だろう?どちらも微生物が有機物を分解することだけど、この違いってあるんだろうか?

 発酵と腐敗の違いは、ないらしい。単に人間に有益なものを発酵、そうでないものを腐敗と呼んでいる。ということだ。

 そうか~。納豆を知らない外国人が「日本人は腐った豆を食う」と言うのも、まんざら、的はずれでもないんだな~・・・・・・。